スポーツショップイコマ 野球用具のコラム

お客様各位 

平素は格別のごひいきを賜り、厚く御礼申し上げます。

以前より頻繁にお問い合わせのあるオーダーグラブの型付けや、オーダースパイクのサイズの件などにつきまして、
お答えをすべくコラムをたてました。グラブ、シューズに関する素材の予備知識、お手入れ方法などのヒントになれば幸いです。
論文形式で記述いたしました、これまでの用具に関し、通念として述べられている野球用具に関する事項を打破すべく
当店独自の視点、観点から述べております、尚 本ページがご好評を賜っているようですので 2007年より商品に対する
販売店の視点から述べた総評、意見、スポーツ業界の歴史なども追記させていただきます

革と皮の違い。

グラブ、スパイクシューズなどの素材として用いられる革は牛、カンガルーなどの皮(表皮)を
なめしという防腐、防縮、防乾燥のための加工をしたものを用いております。当然ながらこれら革素材は
もともと生体の体の一部分であり、合成された複合素材ではなく成分もコラーゲン、たんぱく質、油分などで
成り立っています、もともと生体の一部である以上は手入れやケアなどが必要であるのは当然となります。


グラブのならしかた。

野球用品に関わらずどんな用具でも当てはまることですが、用具ならしの目的はお使いになられる方の手足、体にフィット
するようにすることです。たとえばグラブの場合ならどうでしょうか、よくあるならし方として提唱されているのは新品にオイルを
塗ってしばらく放置する、スチームや湯もみで柔軟加工を施す、などが多いようですが、前出の方法ですでに柔らかく
なってしまったグラブは実用時ではたして使い易いでしょうか。手の大きさ、形状などは個人千差万別であるものを
試用もしないでただ柔らかく加工したものがならしといえるかどうかは自明の理であります。たとえば
ならしといえばクルマなどがならし運転などがありますが、走行しないでガレージに置きっぱなしでエンジンを
かけておいてもならしにならないのと同じです。オーダーメイドであつらえた高級スーツを普段着こなすのと
たまに着てみるのとどちらがからだにしっくりくるか… グラブも同じです。ならしに近道や即実用可の方法など
ありえないと当店は考えております。使いにくくても試用して少しづつ自分の手に馴染むように仕上げるのが
グラブの寿命を延ばすためや実用的なフィット感をだすための唯一無二の方法です。


お手入れ方法、グラブオイルの塗り方。

グラブオイルは柔らかくするためと革の油分補給の2つの効果があり、主たる目的は後者の油分補給です。
購入したばかりのグラブを早く実用的な柔らかさにしたいがためにポケット部分に大量に塗るかたが多いですが
ポケットは常に捕球の勢いでかなりの力がかかっている部分のため柔らかくする加工などは必要ありません
自然とやわらいできます。一番ケアしなければならない部分は紐革部分で紐革の油分切れは断裂の原因となるため
極少量をたまに塗るように心掛けてください。塗りすぎは紐革の伸びを助長してグラブ全体のくたびれの要因
となります。ヘリ革も薄い革のため油分不足は表面亀裂の要因となります。塗るのを心掛けてください。
捕球面と背面もたまに極、軽く油分補給の意味でぬるようにしてください。捕球面と背面は固形のオイルですと
どうしても塗りすぎてしまう傾向があるため、スプレー式がお薦めです。表面の汚れ、水分を取り除き
50cm程度離して1秒間ほど万遍なく表裏スプレーで充分です。一見大してオイルがかかってないように
見受ける程度でかまいません、濡れてシミになるほどスプレーしても意味はありません。


普段のお手入れ、水に濡れた場合

雨天の試合などで濡れた場合はとにかく水分を早くとりさることが先決です。泥汚れなどがある場合は
汚れ部分は迷わず水洗いをしてかまいません、濡れていることに大差はありませんし、乾いてからの
こびりついた泥汚れは拭いた程度では落ちずに、無理にこすると革の表面を傷つける結果となります。
汚れが落ちたら、タオルなどで小一時間ほどくるんで水分を取り除いたあと風通しの良い常温の場所で
乾燥させます。充分乾燥したらオイル補給をお忘れなくお願いします。


裏革、ひび割れ対策

永年、グラブを使用しますと裏革(手の平)部分の革がひび割れ、がさついてきます。手入れ感も
悪くなって非常に扱いにくく感じます。本来裏革部分は表革のようにボールを受けたり、地面にこすったり
雨に濡れたりしないがため、また手入れのフィット感もよくする意味合いも兼ねて表革よりもややソフトな
風合いの素材を使用する場合が多いので、耐久性に欠けるのも傷む要因です。それよりももっと傷む要因
は常に手に密着することにより手に革の油分を吸い取られていることと、手汗による塩分のストレスによって
ひび割れを起こす要因となるのです、対策としまして使用後に濡れた軍手を硬く絞ったものを手にはめて
グラブをはめて5分ほど置いて塩分を吸着、その後乾かしてからこんどは市販のハンドクリームを手に塗って
グラブをはめて油分を補給(グラブオイルは手が荒れます)、全て自分の手を手入れ道具として使うわけですから
裏革のすみずみまでケアできるわけです、もっと予防に効果的なのは守備用手袋をはめてグラブを使用
グラブへの塩分の移りを防ぐため、守備用手袋はこまめに洗ってください。ハンドクリームケアも行ってください
もともと生体の裏革なのでハンドクリームの油分が悪影響を及ぼすはずもなく油分の補給ができます。
お試しください。


当店が型付け、湯もみ、スチーム加工を行わない理由

オーダーグラブのページを立ち上げた際にご要望が多かったのが湯もみ、スチームの柔軟加工でした
ホームページを使った通販が主体で対面販売でもなく、ましてご使用者の手の形状や好みの硬さ、風合いも
全く判らない状況で柔軟加工や型付けが出来るはずもありません、もっとも疑問に感じる部分は
湯もみやスチームなどの水分や熱を使った加工方がもともと生体の一部である革にストレスがかかり
革に異変が生じるのではないのかという点です。大量の革を細かくパーツに分けたものを手に合うように
複雑に縫製されたグラブを湯もみのために熱湯に漬けて、乾かす行為…果たして完全に乾くのにどれぐらい
のリスクを負うのでしょうか、湯に漬かったグラブの内部は高温多湿状態です。カビのリスクも発生します、
油分も損なわれます。高温のスチームで蒸したら一体どれほどの柔らかさになるでしょうか、
硬い肉を蒸し料理して柔らかくするのと近い状態になりかねない、しかも水分は含む、油分は落ちる…
全てではないでしょうがあるアメリカのプロの選手はメーカーから協賛されたグラブは紐を解き、くたくたに
なるまで水で洗い、木槌でかたづけして素手感覚でつかうそうです。お金を払えば数万円もするグラブをです。
メーカーの協賛などの特殊な状況でいつでも新しいグラブが調達できるからこそなせる加工だと考えます。

2007年度 SSKスペシャルオーダーグラブについての寸評 
2007 2月 8日追記

今期より綿密に企画されたスペシャルオーダーグラブのコンビネーションカラーが
新たに展開されました。挿絵付きの詳しいオーダー表で簡単発注が可能でしかも
最高15箇所まで、カラー指定できます。余談ですが昨年後期辺りからカタログには
うたっていないにも関わらず、コンビネーションカラーに対して妙に柔軟な対応姿勢を
示しだした経緯があり、今思えばこれも今期のコンビネーションカラーオーダー始動に備えての
デモンストレーション的な意図だったのかもしれません。ご存知のお客様もあると思いますが
既製品ではコンビネーションカラーのEEYANシリーズなども販売しておりこの既製品の
クオリティーも非常に高く、且つセンスもよいカラーリングでとてもお堅いイメージの
同社商品とは思えないユニークさがありました、お客様のニーズにも答え、国内屈指の
野球用品ブランドのプライドをも併せ持った、SSKの営業理念、今後敵なしといった
感がいたします。




オーダースパイクシューズのサイズについて

オーダースパイクシューズのご質問で最も多いのがサイズの件です。
当店では主に ミズノ、アシックス、SSKの3社のオーダースパイクシューズを扱っておりまして
各メーカーのラスト(靴型)の主たる特徴としてはミズノは幅広タイプで甲高、アシックスは幅狭、幅広の
2種類のラストを設定、SSKは超幅広タイプで甲は低めの設定です。実際にどのメーカーのどのサイズが
お客様の足に合うのかというのが、オーダーゆえに明確で無い部分がたぶんにありまして、この部分が
一番のネックとなっております。実際、以前にラストの主部分のサイズを公表するように各メーカーに
交渉したことがあるのですが、却下された経緯もあり、採寸方法に対しての今後の課題となっております。
打開策として、既製品でラストの近い形状のものを試し履きサンプルとして貸し出させていただきますので
ご要望の方はお申し付けくださいませ。


各メーカー、オーダースパイクシューズの特徴、長所、短所

ミズノのオーダーは廉価版のフランチャイズオーダーからカンガルーアッパーのミズノプロまで
豊富な価格帯のオーダーラインアップを要し、あらゆるユーザーのニーズによく対応しております。
長所はカラーリングの豊富さ、ツートンの部位の細かい指定可能な点、比較的早い納期、イレギュラーな
オーダーに対する柔軟な対応姿勢であり、短所はメインのビューリーグオーダーの樹脂底のスパイク形状の
選択肢なしの部分、ダブルライン、シングルラインの価格設定に違いのあるところなどです。

アシックスのオーダーは選択項目を比較的シンプルに限定して容易なご注文感を押し出した
まさにイージーオーダー感覚となっております。長所はなんといってもメインの合成皮革アッパー
イージーオーダー合成底タイプの安価な価格設定、幅狭、幅広の2種類のラスト設定
3種類の金属スパイクの設定などで、短所はイレギュラーなオーダー対応が困難な点
オーダー項目が簡素な割には割高感の高いカンガルーアッパーのスーパーオーダーなどです。

SSKは多くのユーザーからデータを採取して、それに基づきより日本人の足に合うよう別途
開発された3次元形状理論のパナフィットラストを採用しています。
長所はメッシュコンビネーションのアッパーが選択可能な点やレザーソールの種類の多さ
現在需要の多くなりつつあるミッドカットアッパー系が3種類選択肢のある点
短所は、相対的に比較的、高価格設定ある点です。


各メーカー野球スパイクシューズオーダーの展望 
2007 2月 8日追記

とうとう、お客様のご要望やオーダ企画の刷新の意図もあってか
若干、止む終えずという感じはいたしますが、SSKのパナフィットスパイク
でコンビネーションカラーのオーダーの受注が始動しました。
アッパーカラーの選択肢はわずか5色ですが他メーカーとの大きな違いは
最高4色まで対応可能である点です。さらにアッパースタイルはミドル系の
形状で他社が扱う、純然たるミッドカットを追加項目としております。
メーカーサイドの意図としてはおそらく今期の受注状況を鑑み、
好評であれば来期はアッパーカラーの選択肢の追加など、さらに
内容を充実させてくるものと推測いたします。SSKの今後の積極展開に
是非ご期待くださいませ。

ミズノは今期、数あるシューズオーダー全てとグラブオーダーも含め
永年ラベルのロゴとして採用してきたMマークからランバードイラスト入りの
MRBロゴマークに変更して、ブランドイメージ感を改める営業展開を行いました。
肝心のオーダー内容に関しては主力となるビクトリーステージスペシャル
オーダーはハイカットのアッパースタイルを取りやめてミドルカットの少し
背高のミドルアップカットを採用、ラインカラー選択肢の追加などを行い、
より一層のラインカラーリングへのこだわりが追求できる仕様となっております。
ミズノプロオーダーでは今期よりアウトソールに合成樹脂製のものを選択肢として
追加、ソールの仕様にとことんこだわったミズノプロならではの内容充実となっております。
尚、今期よりウェーブフランチャイズレベルのオーダー選択肢を要する
取替式金具スパイク付きの格安オーダー、クラブグリッターカラーオーダーという
新オーダー企画商品が発売となっております。ノーマル、ミドルプラスカットの
2タイプ、アッパーカラーはブラック、ホワイトの両色限定など、かなり限られた内容では
ありますがノーマルカットが¥9975(税込み)ミドルプラスカットが¥11550と
驚愕の低価格のオーダーとなっております。当店ではウェーブフランチャイズ同様
少数ご注文には送料サービスでご提供させていただく所存です。
準備が整い次第、新規企画ページとしてアップの予定です。

前出2社に比べ少し遅れた感のあるアシックスのシューズオーダーですが
シューズのトップブランドメーカーとして、このまま指をくわえているとは思えず
必ずや来期辺りには巻き返しを図るような、とてつもないオーダー企画で望んで
くるものと期待しております。眠れる獅子アシックス、いつ目を覚ますのか…


スポーツ業界の歴史 株式会社アシックス 
2007 2月 24日追記

株式会社アシックスは神戸で起業したシューズ、スポーツウェアメーカー オニツカ株式会社の
創業者 鬼塚喜八郎氏が中心発起人となり、これにスポーツウェアメーカーの株式会社ジィティオ、
ジェレンク株式会社の2社と対等合併で昭和52年に発足した総合スポーツ用品メーカーです。
初代社長は前出の鬼塚喜八郎氏が就任、合併前の3社とも上場、もしくは上場レベルの企業で
あったため、発足当初から ミズノ、デサントと並ぶ国内屈指のスポーツ用品メーカーとなりました。
野球用品に関しては米国ローリングス社との提携により同社ブランドの日本国内での生産販売を
されております。シューズに関してはオニツカ株式会社時代からの独特のスリーストライプラインを
継承、同社のシューズのほとんどにそのシンボルとして採用されています。アシックスのスリー
ストライプラインは単なるデザインとしてではなくサイドからアッパーを包み込んで
足との密着度を
高める効果があります。

ここで初代社長、鬼塚喜八郎氏について述べさせていただきます。
同氏の自伝の書物によりますと、元職業軍人の同氏は敗戦に大変な心の痛手を感じ
祖国を思いながらもはからずとも戦地で散り果てた同僚たちの思いに報いるために
生き延びた自分が日本の復興に尽力したいとの意思で、起こした事業がスポーツシューズの
製造で、スポーツ事業に携わることで青少年の健全育成に貢献したい思いであったと
述べられています。その後の合併に至るまで幾多の困難、危機を乗り越え今日の
アシックスの礎を築かれたスポーツ業界の功労者の中のお一人です。


スポーツ業界の歴史 商品流通の変遷 野球用品ブランド 2007 2月 24日追記

スポーツ業界に限らずどんな品物にも生産者(メーカー)があり最終的にお客様が
お買い上げ頂いて消費されるわけですが、当然ながら当店のような小売店を含め
メーカーとお客様の仲立ちをする流通業者も存在します。スポーツ業界においては
まずメーカー、国内の著名どころでは ミズノ、アシックス、デサント、ヨネックスなど
さらにこれらメーカーから商品を仕入れて小売店に卸売りをする卸売り商社があり
著名どころではSSK、ZETT
 小売店ではスポーツデポ、アルペン、スポーツオーソリティー
などがあります。いずれも他業界に勝るとも劣らない規模の大企業となっております。


現在ではメーカーもブランドのパワーをアピールして消費者の支持を仰ぎ
商品を販売できる時代となりましたが、数十年前までは商品の製造、販売実権に
おおきな勢力を誇っていたのは卸売り商社でした、その当時メーカーは小規模の
ものが多数を占め、主に商品企画は前出の卸売り商社が企画、立案し
その指示に従って、メーカーが卸売り商社のブランド名を冠した商品を製造、
卸売り商社に納入するという、まさに下請け業者だった時代が長く続きました。
当時、メーカーにとってはまさに受難、辛酸をなめた時期であり、いまでは
大手のメーカーも当時、例外ではなく、アシックスの創業者、鬼塚氏なども、創業当時
全く卸売り業者に取り合ってもらえず、全国を行脚して小売店に直販の営業を
行っていたり、ヨネックスの創業者、米山氏は創業間も無いころは当時、大手の
ラケットメーカーの下請け業者でありました。現在でも全国展開規模で営業する
卸売り商社は数十社にも及び、これが現在にもいたる国内における数多くの
野球用品ブランドが存在する要因のひとつなのです。


いまや国民的スポーツとなった野球ですが、このコラムをお読みのお客様で
著名でも、一般的にさほどそうでもなさそうなブランドまで含めて野球用品の
ブランドはいくつぐらいご存知でしょうか、おそらく悠に10ブランドは越えると
思います。そのほとんどが卸売り商社のブランドといっても過言ではないのです。
当店の取り扱いブランドを例にあげますと、卸売り商社ブランドはSSK、WORLD
PEGASAS、SUREPLAY、BENなどが該当いたします。別にこれら卸売り商社
ブランドを卑下、否定するつもりなど毛頭ないのですがこれらは古き時代の
野球用具製造における慣習の名残といえます。野球用品は需要も多く且つ
自社ブランドで販売すれば利益も多く取れるのが特徴です。卸売り商社の
目玉商品となりえたのはそのような経緯からなのです。こぼれ話ですが
SSK、ZETT辺りのブランドとなると野球用品の認知度が高く前出の2社などは
世間一般に野球用品の専門メーカーと思われているようですが、そうではなく
自社の名を冠した野球用品を販売しつつ、アシックスやデサント、ヨネックス、プーマ
ナイキなどといったメーカーから仕入れた商品を卸売りしています。
また別の余談的な話題ですが、アシックスの製造しているローリングス野球用品は
国内販売に際して、同社の野球以外のアシックス商品と同様に卸売り商社に
納入して卸売り商社を介して小売店に販売する行為は、独自の自社ブランドの
野球用品を持ついわば野球用品のライバル社に卸販売を任せることとなり、
米ローリングス本社からその不合理性を指摘されたアシックスはローリングス
野球用品だけは自社で直接小売店に向けて卸売り販売をしております。
複雑な野球用品流通経路となっている、日本のスポーツ業界の現状が以上です。


グラブの製造工程 2007 5月 2日追記

スポーツ業界の流通形態、変遷などお堅い論評ばかりで、少々話題にも事欠くように
なってまいりましたので今回はグラブの製造工程についてご紹介させていただきたいと
おもいます。多色使いのグラブのパーツカラーが判り易い画像を入手しましたので
それをたたき台として今回の話題を進めさせていただきます。以下がその画像です。

上記がその画像です。上段が完成品画像の表裏、下段が主な皮製のパーツの画像です。
下段のパーツ部分を説明しますと下段区切りで上段の左端ブラウンのアフリカ大陸みたいな形状のものが
背面親指部分、順じ右への順番でブラック、下向き手の平形状が裏革(手の平)、鳥居状のオレンジがウェブ、
コイル状のブルーがレース(紐革)、下段左端イエローが捕球面、ブラウン小2段 上段ナイキロゴ付きベロ状が
背面ナイキロゴ下のアテ革、下段ピンセット状が親指、小指のかけ紐、4本指ブラウンが背面人指し指〜小指部分
となります。パーツごとにカラーが違いますので構造上どの部分かというのがよくお分かりいただけます。
(この画像もある意味、適当で完成品画像と比較するならばパーツカラーの親指、小指のかけ紐はブルー、
ウェブはレッドでないとおかしいのです、メーカーとしての威厳、責任感などあるのか問いたいのが本音です…)

上記のパーツはほんの1部分で実際に製造する場合は上記画像以外にもハミダシ、ヘリ革、
芯材のフェルト、柔軟仕上げ用のグリス、縫製糸などさらに画像の点数にはるかに上乗せした
原料が必要となります。ではこのようなグラブっぽい形に裁断されたパーツをどのようにして
縫製していくのかと申しますとまずは4本指ブラウン背面人指し指〜小指部分を指の中心に沿って
さらに細かく裁断後、ハミダシの革を挟んで縫製、ハミダシ加工の終わった背面と捕球面を
裏返しどうしに重ねて縫い合わせます、裏向きの状態で縫い合わさった表裏縫製パーツの指先を
突付いて裏返します。裏面を裏返すので当然、表面が出てきます、この状況でグラブの形をしたぶかぶかの
巨大な革製の手袋状態となりこれに裏革を差込んで接着、ガバっと大開き状態の土手からフェルトの
芯を挿入、最後に無数にパンチングされた穴にレースを通して立体に形成、職人の手によって
型付け、仕上げをして完成となります、こんな風に書いたらグラブ職人の方に叱責されるかも
しれませんが要は裏返し縫いが要点となります。裏返し縫いがないと物理的に考えても
表に縫い目を出さす、且つ立体的に手の形に縫うことは不可能です。


なぜツートンカラーグラブの背面の親指、人指し指部分のマタは捕球面のカラーと同色なのか? 2007 5月 2日追記

一言で申し上げますと背面の親指、人指し指部分のマタは捕球面の延長部分だからです。
上記のパーツカラーでもお判りいただけるとおもいますが捕球面のイエローパーツの指マタ部分に
背面折り返し部分の半円状部分が付いた形となっており、これが背面に回り込むため背面の親指、人指し指部分の
マタは捕球面のカラーと同色となります。「オーダーでせっかくツートンにしたから背面も1色にしたい」と
おっしゃるお客様もいらっしゃるのですが上記の理由でいかんともしがたい部分なのです。
それでは指マタの折り返しをなしにして縫製すればよいのですが屈曲性や耐久性を
考慮した場合、折り返す構造がベストなので、ほとんどのグラブで採用されている構造と
なっております。ウェブを除いて表裏の完全にカラーの違うオーダーをご希望のお客様は
ごく少数ある指マタ折り返しのない基本モデルのご選択か、バックスタイルを
リーチバック、ライナーバックにご指定あるいはローリングスの6本指タイプの
トラッピースウェブ採用モデルなどがお薦めです。


木工技術に基づく、他業界からのスポーツ木製用品市場への参入の経緯 2007 5月 7日追記

企業を運営する以上、多角経営は売上げ増加、企業規模の拡大のため経営者としては
是非、望みたい経営理念のひとつでしょうし、まして現状の生産技術を流用して他業界に進出して
多角化を進める行為は全くのはたけ違いな業種へ参入する多角化よりも安心感が増すものです。
私的な観点で考慮した場合、まず思い浮かぶのが自動車メーカーのホンダの耕運機や
お菓子のメーカーのロッテの携帯カイロなどですが前出のいずれも動力用の小型エンジンや
お菓子の品質保持のための脱酸素剤の開発途中の副産物的な起源を持ったりしていて
一見全く関係なさそうな多角化商品も、決して本業からかけ離れたところから始まった
多角化ではないそうです。余談でどこまで本当のことなのか判りませんが一説によりますと
ゴルフ用品メーカーのマルマンはもともと喫煙用ライターのメーカーでしたが、100円ライターの
時代の到来により全くといってよいほどライターの売上げが減少、窮地にたたされた同社は
ゴルフ用品の製造をメインに復興、スポーツ業界において確固たる地位を築いておられます。
もっと驚いたのがなぜ同社が全くはたけ違いとしか思えない、ゴルフ用品の製造に着手した
経緯というのが当時の同社経営者が無類のゴルフ好きだったという一説を耳にしたことがあります。
もしそれが本当の理由であるならば、大変勇気と情熱に溢れたことでまさに絶賛すべきことです。

かなり話が横道にそれましたので本題の他業界からのスポーツ木製用品の参入の話題に移らせていただきます。
そもそも近年、多様な複合素材や軽量な金属の開発が進み、以前は木製であったスポーツ用品も
複合素材や軽量な金属製のものが大多数を占める時代となりました、主なものでもバット、
テニスラケット、バドミントンラケット、スキー板、ゴルフクラブのウッドのヘッド、などがあげられます。
これらは現在ほとんど、カーボン、ケブラー、グラスファイバー、金属などを原料としているものですが
複合素材や金属が採用される以前(約30年以上前)はほとんど木製のスポーツ用品でした。
ただし、これら木製スポーツ用品は原木から採取された原料をその用途に合わせ湾曲、合板して
スポーツ用品に適した強度、性能を持つようにするために高度な加工技術を必要としたわけです。
そこでスポーツ用品業界に比較的容易に参入できるほどの高度な木工技術を持ち合わせた
業者は楽器メーカーで、そのメーカーとはヤマハでした
ヤマハが現在でも木製で作っているスポーツ用品はおそらくほぼ皆無であると思われ
現状を調査しましたところ、ほぼゴルフクラブだけの製造に専念されているようです。しかし
かつては前出のテニスラケット、バドミントンラケット、スキー板、ゴルフクラブのウッドのヘッド
全てにいたって販売していたほどでした。もともとヤマハが木製スポーツ用品で一世を風靡したのは
アーチェリーの弓であの四分休符記号のような形状でしかも弦を引っ張るとしなやかに湾曲して
アローを放ったあとに折れたりせずに元の形に戻る弓を木合板で製造する木工技術が
楽器製造で培われた木工技術と会い通じるものがあったわけです。その木工技術の応用が
木材を湾曲して製造するラケット、しなりと強度を求められる合板のスキー、抜群の打球感、ボールを
何度打ってもへコンだり割れたりしない強靭なクラブヘッド等にさらに応用されていったと思われます。

こんな説明では失礼かもしれませんが更にもう一社付け加えますとピアノで著名な河合楽器も
スポーツ業界に定着されたメーカーです。木製スポーツ用品を例にあげますと学校体育の授業
などで使う跳び箱、卓球台などがありヤマハに比べると湾曲の木工技術などはさほど関係なさそうですが
体重が何度とかかっても壊れない堅牢性やボールがイレギュラーに跳ねないための平坦性など
また違った点で非常に高度な木工技術を要するものです。さすがに他業界からとはいえ
木工技術の応用でスポーツ業界に参入を果たした前出2社は、もうすっかりスポーツ用品
のメーカーとしても定着しています、すこし余談ですが木製品ではない、金属加工やゴム加工の
技術を応用してゴルフ、テニス用品に参入した業者にブリジストン、横浜ゴム、ダンロップなどがあり
奇しくもいずれもタイヤ製造がメインのメーカーです。

最後に野球の話題に戻るのが野球用具のコラムたる所以ですので話題を野球にもどしますが
野球のウェア、用具に関しては現状、他業界からの本格多角化参入は現状ほぼ見受けられません!
これだけ国民的スポーツであり、需要も多く大変魅力ある部門のマーケットにも関わらずです…
そのうち、アパレル、金属、バッグ、シューズ、ゴム加工メーカーなどがユニフォーム、バット、グラブ
シューズ、ボールなどで本格参入してくれたら野球用品の活性化にも一役買ってくれる時代がくるかも
しれません、既存メーカーは敬遠したいでしょうが、私的にはある意味そういう時代の到来も
けっして悪いことばかりではないと思っています。


スポーツ業界の歴史 ミズノ株式会社 2007 5月 26日追記

ミズノ株式会社は創業者、水野利八氏により明治39年 4月 大阪市北区で美津濃兄弟商店として
洋品雑貨及び運動服の製造販売業を創業をされたのが起源の国内屈指の創業歴と知名度の
総合スポーツ用品メーカーです。創業以来、スポーツ振興には特に力を注ぎ、小さなスポーツ大会から
オリンピックをはじめとするさまざまな国際大会にいたるまで幅広く協力。世界でも屈指の総合スポーツ用品
メーカーとして国内外から高い評価を受けておられます。あらゆる種目のスポーツ用品・ウェアを手掛けており、
中でも野球に関してはプロ・アドバイザリースタッフが多く、圧倒的なシェアを保っています。
また現在では大手のメーカーではかなり多くなってきた、製造、卸、小売というスポーツ業界における
3大流通機構を1社で全て行った。元祖の企業でもあります。

ここで初代社長、水野利八氏について述べさせていただきます。
現在の岐阜県大垣市辺りで生をうけた同氏は時代の流れのままの就業体制の
丁稚奉公として来阪します。当初は親戚の営む薬品関係の商店などで商売人として
の修行を積みますが、若年ながら優れた商才を発揮してまたたく間に番頭格に
出世などをされていたようでした、無論、勤勉であったのは間違いないのですが
当時、スポーツ文化として米国より伝わった野球に魅せられることとなり
外回りの営業の途中でに野球の試合を見かけると仕事をほったらかしにして観戦に
熱中していたそうです。同氏にとっては正に趣味の範疇がスポーツ業界へ踏み込む
きっかけとなりました。その後実弟と協力して洋品雑貨の商店を開業、当時スポーツに
関するウェアは全てオーダーメイドだったのですが、お得意先の要望や同氏の鋭い
営業感性により既製品として野球ユニフォームの製造販売を始めたのが初めとされています
スポーツの振興にも大変意欲的で、現在の高校野球の元となった大会を主催、硬式野球ボール
の反発規定などを作ったのも同氏となっております。人間性も大変情熱的でいらっしゃって
日露戦争に出征されたときは自らの意見を上層部へ陳情したり、また本業においても頑なに
戦後のやみ取引を拒み、粗悪な材料を使ったスポーツ用品の製造には断固着手もしないと
いう信念の持ち主でありました、人望も深く、かの松下電器産業の創業者 松下幸之助氏に
「商売の神様」と称えられたという説もあるほどです。スポーツ業界のみならず、大阪の
産業界にも深く貢献され、またスポーツ業界他社が大阪を拠点とするのが多数を占めるのも
もともとは同氏を目標とされたのがきっかけとなったのが多いと耳にします。
まさに日本スポーツ業界の礎を築かれた方です。


野球シューズの製造工程 2007 8月 30日追記

久方ぶりのコラム更新ですが、今回はシューズの製造工程についてご紹介させて
いただきます。以下のシューズの構造がよくわかる画像をごらんください

今回はアッパーが天然皮革製のシューズの製造工程を説明させていただきます。
まず上段左側の画像が原料となる革です、これをシューズのアッパー各パーツの
形状に合わせて裁断します。この工程を専門用語で「抜き」といいまして傷んだり、
薄く弱い部分を避けながら且つ無駄なくパーツを採取します、

各パーツを全て採取出来ましたら、こんどは製甲というアッパーの縫製加工に
かかります、衣服などの比較的2次元的な縫製と違い、足を包み込むような
形状に縫製する必要性のため、カーブを付けながら立体的に意識して縫製
する工程を要し、大変熟練した技術を求められる加工です。縫いあがったアッパー
の画像が上段右側です、当然ソールはありませんので底は穴アキ状態です。

多少画像位置と説明が前後するのですが今度は縫いあがったアッパーにラストと呼ばれる
足型(下段左画像の黄色い型)をはかせて底の部分の革のフチをぎゅっと中心に向かって
引っ張り込みますとラストにアッパーが密着して完全な立体のアッパー形状となります、
その立体形状になったものが下段右側画像です、この前出の工程を「吊り込み」といいまして
シューズのアッパーの形状を完全に固定化する非常に重要な加工です。

少し余談ですが当店の扱う、野球オーダーシューズにも各サイズ
ごとにラストが存在するわけでして、前後だけでなく最大幅、甲の高さ、他、多彩な
数値(サイズ)があり、各メーカー、各オーダー用のこれらの数値の詳細なデータが
ネット上で公表出来れば、お客様のサイズをお選びの場合のかなり具体的な指標と
なりえるのですが、ラストの数値だけは各メーカーのオリジナリティーな履き心地を
ずばり表すもので、いわば製品クオリティーの生命線であるものですので
各メーカー全てがラストの数値だけは何度、掛け合おうが一切公表しようとは
しません、それだけ貴重なデータであると言えましょう、しかしお客様のために
なるならばと思案した結果、お客様のサイズ選択の指標対策としてウェブ担当の
私、井村がオーダー品を試し履きしてどのサイズではどのような感触かを、
克明にオーダーギャラリーに記述しようと画策している次第です。無論、自前の足ですから、
必要と思われる足の数値は全て公表させていただきます!1人ではデータ不足になりそう
ですので、上司、他の者の協力も仰ぐ所存です、ご期待くださいませ。

次に前後しますが吊り込み工程を経て、完全に形状の決まったアッパーにソール、
ヒールの部品を取り付けます、(上段右側画像)まずはかかとのブレを押さえ安定
した履き心地を生むための樹脂製のヒールカップ(黒い椀状のもの)の装着、次に
かかとの衝撃を緩衝するための主にウレタンなどの高発泡樹脂製のミッドソール
(一番下の黒い穴アキの板状のもの)に衝撃緩衝素材(黄色いやつ)をはめて
接着剤で装着します、そうしてヒール部品の接着されたアッパーに最後に
アウトソールを装着(下段右側画像)、上から中敷土台施工、中敷を装入
最後に磨き仕上げ加工、型成補正、検品をして完成です。

グラブも含めてですが、人間の足の形状に沿うように立体的に作られたシューズ、
非常に高度な製造技術、複雑な工程を要する商品かお判り頂けたかとおもいます。
手間ひまかかるその割には、同じ革製品のバッグ、財布、ベルト、ジャケットに比べて安価です。
反面、日用品に比べ消耗が激しいのも事実です、このコラムをご覧のお客様方が
このような高度な製造工程に見合わないような安価で購入できるメリットをお感じになって
グラブ、シューズなどのメンテナンスをより重要視して頂けたら幸いです。


ユニフォームウェア類の上手に長持ちの洗濯、お手入れ 2007 10月 8日追記

光陰矢の如しのたとえにふさわしく、今年も残すところあと3ヶ月弱となりました
プロ、アマを問わず野球、ソフトボールもまもなくオフシーズンに差し掛かる時期となり、
野球、ソフトボールユニフォーム、ウェアも長い期間にわたり、着用の機会が減少するにあたり
上手に長持ちさせる洗濯、お手入れをご紹介させていただきます。オン、オフシーズンを問わず
当てはまる事柄ですのでご参考にしていただけるかと思います。

ウェアで経年で特に痛みが激しいのが胸マークや番号の剥がれがどなた様に限らず
ご経験があるかと思いますが、このマーク類の剥がれを緩和する方法ですが
まず、マークの基本構造は見てお分かりのとおり、マーク専用の生地を文字、数字
の形に切り抜いたものが貼り付けてあるものがベースボール系ウェアでは主流です。
このマーク用生地には特殊な高熱溶解性質の接着剤が塗布してありまして
マーキングする際には特殊なアイロンプレス機を用いて熱と圧力を加え、ウェアに
貼り付けます。

マーク生地も運動する際に起こるウェアの伸縮にかかる応力、洗濯を繰り返す
ことによる風化で経年変化を起こし接着剤の劣化が生じてやがて剥がれがおきますが
洗濯、お手入れなどの方法によりその持続性に大きな違いが生じます。
洗濯などの際に特に避けていただきたいのが、アイロンや乾燥機の使用でして
マーク生地部分にアイロンをかけたり、乾燥機の使用はマーク生地に高温が加わり
先に説明したマーク生地の高熱溶解性の接着剤が再び溶けたり、軟化することに
より接着力が低下する要因となり、乾燥機においては熱に加え遠心力も作用して
接着力の弱まったマーク生地を更に引き剥がそうとする作用で2重のダメージを
与えます。次に汗に含まれる塩分もマーク接着剤にストレスを与えますので
こまめに洗濯、直射日光の温度、紫外線も悪影響となるので出来る限り陰干し
車内の高温も大敵でバッグに入れたままトランクに放置などもおやめください
あまりないとは思いますが、ドライクリーニングは石油系溶剤を用いるため
溶剤がマーク接着剤を溶かしますので厳禁です、漂白剤もマークの色あせ
剥がれの要因となります、特に気になる汚れ部分は手もみ洗いで対応してください。

マーク生地のフチを糸でかがった刺繍のものは糸のおかげで生地は剥がれませんが
接着剤が付いている刺繍内側の部分が剥がれて、生地が浮いてしわやむくみの
原因となりますので刺繍のないマーク同様、上記のお手入れ、保存方法を心がけてください。

以上の洗濯の際の熱を使ったお手入れを避けたり、ちょっとした保管方法を
心がけるだけで熱圧着マークの剥がれに対する持続性は見違えるほど変わります。
お試しください。


高熱を加えると取り返しのつかない結果を招くウェア類、マークについて 2007 10月 8日追記

昇華プリントウェア

近年、野球ウェアに限らずスポーツウェア全般において昇華プリントと
いうマーキング方法がよく用いられるようになりました。その基本原理は
純白のウェアにマークはもとよりウェアのカラーにいたるまで全て生地に
特殊印刷でプリントを施す方法でして、メリットは印刷ですので細かい文字
模様まで鮮明に表現可能、マークの剥がれの恐れも一切ない点など
またメーカー側にとっても印刷用の純白ウェアさえ用意すればいかなるカラー、
マークの商品でも作成可能であり、非常なコストダウンが実現可能な点です。
まさに新世紀にふさわしい画期的なウェア作成方法であり、今後間違いなく
スポーツウェアの主流となりえる商品と推測します。

この昇華プリントですが加工に際して高温を用いてウェアにプリントする
方法であるため、原理こそ違え前出の従来の熱圧着マーク生地と同様、
高温に弱い点があります。従いましてアイロン、乾燥機は厳禁でして
高熱を加えることにより、プリントしているインクが蒸発(昇華)してしまい
極端な色あせが生じる恐れががあります。普通のウェアと違い生地の
カラーまで印刷によるものなのでマーク部分のみならず生地まで色あせ
してしまいます。万一、乾燥機に他の洗濯ものと同時に入れた場合
蒸発したインクが他に色移りしたり、アイロンにいたっては局部的に高温となり
アイロンプレス面の形にこげるのと逆のように退色しかねません、
以上のような甚大な損傷をこうむる恐れががあります、絶対におやめください。


ラバー転写マーク

ラバー転写マークとは、薄いフィルム上のシートを文字、数字、イラストの形状に
型取ったものを貼り付けたマークで粘着性が強く、表面がサテン状の光沢のある生地や
ナイロン系の生地にもよく馴染み貼り付けられるため、サッカー、バスケウェア
やウィンドウブレーカー、コート、野球ならグランドコートなどのマークなどによく用いられます。
ラバー転写マークは薄く、しかも合成樹脂であるため特に熱に弱い特性を持ち合わせ、
一回の乾燥機使用で融解してウェアにへばりつき、着用不可となり修復もかないません
ので厳禁してください、アイロンなどはもってのほかでちょっとマーク生地に触れただけでで
ウェアもアイロン自体も使用不可となりかねません、ドライクリーニングも厳禁です。

ラバー転写マークを使用よくしている野球ウェアはグランドコートのマーキング、
近頃ではお手軽なサブユニフォームなどで使うセカンダリーTシャツ、あるいは
マーク加工のない練習用ウェアでも汗出し、ウィンドウシャツやスパッツ、パワーパンツ、
アンダーシャツ、当店オーダーフォームなどで紹介しているVジャンなどの類のものの
メーカーロゴに使用されている場合があります、ナイロン系ウェアお洗濯の際には
ご確認ください。 


その他野球ウェアのくたびれにくい、お手入れ干し方。 2007 10月 8日追記

くたびれて、伸びたウェアは着づらいものです、いつかはぼろぼろになる
ウェア、アクセサリーですがすこしでも傷みを軽減、傷んだ部分を緩和、修復する
干し方をご紹介します。アンダーシャツ類は首周りの伸びを防ぐため、ハンガー干しを
せずに物干し竿に袖を通すか、見ごろの中央を掛けて干してください。ソックス、ストッキング類は
タコ足の洗濯ばさみにつま先を挟んで逆さ干し(上部フライスの締めゴムの伸び防止のため)
パンツは逆さ干しで出たヒザを若干戻す作用があります。キャップはつばと帽体部分の
あわせ縫い目に水流の力がかかるのを極力防ぐため、洗濯ネットに入れて弱洗い、
あるいは手洗いしてください、


ナイロン系ウェアの洗濯方法 2007 10月 8日追記

裏地付きの重厚なグランドコート、Vジャンなどは家庭で洗えなさそうですが
洗濯機で普通に洗ってもらってもなんら差し支えありません、寒い時期に
着用するものでしかも生地がぶ厚いので乾くのに相当時間がかかりますので、
使用日までに十分余裕をもって洗濯してください。前出説明のとおり、マーク加工部分は
熱に弱いので、乾かす暇がないなどの理由で乾燥機などは厳禁です。


株式会社アシックス創業者 鬼塚喜八郎氏がご逝去されました 2007 10月 8日追記

株式会社アシックス創業者 鬼塚喜八郎氏が去る9月29日、ご逝去されました。
企業は社会の公器であるとの理念の元と、戦友たちの遺志を受け継ぎ
全身全霊でスポーツ用品製造事業で社会貢献を果たされたその人生は
スポーツ業界のみならず、大勢の方に感動と共感をお与えいただけました。
深い畏敬の念と哀悼を表し、ご冥福を祈願させていただきたいと思います。



グラブの紐の通し方 2007 10月 21日追記

グラブの画像を参考に特に切れがちな指また周り、ウェブの通し方を説明させていただきます。
以下グラブ画像です

今回、比較的紐の通り方が単純なクロスウェブモデルを参考にします。このグラブは指また周り、ウェブは計3本の紐で止められています。

指また周り革紐の通し方

(紐は慎重にゆっくり通してください、勢いよく通すと通し穴が痛みます)

最初に革紐の端を団子結びにして、小指背面の右上の穴、背面1に通します
結び目以降を長く残したい場合はこの時点で残してください、通した後では
長く修復は不可です。

背面1から入った革紐は表面小指左上の表面2の穴に抜かして、
薬指表面右下の表面3の穴へと通します。

表面3から入った革紐は裏面薬指左下の裏面4の穴に抜かして、
小指裏面右下の裏面5の穴へと通します。

裏面5から入った革紐は表面小指左下の表面6の穴に抜かして、
2から3へ通った紐の下をくぐって薬指表面右上の表面7の穴へと通します。

表面7から入った革紐は裏面薬指左上の裏表面8の穴に抜かして、
薬指裏面右上の裏面9の穴へと通したら、小指、薬指間、1対の
×字状が通ります。同要領で中指→人指し指へと通します

各指間を×字状に通った紐は最終的に26の穴を通り、表面に出てきます
そのまま真横にひねって27のウェブ上部の筒状縫い部分筒口の27横穴に
入れてウェブの紐螺旋通し用穴の右端背面28の穴へ抜かします。
このときウェブを止めている横一文字の紐がありますがその下をかいくぐって
28へ抜かしてください、28から抜いた紐はウェブ上部を巻き込んで
表の29の穴から入りもう一度28の穴(30穴兼用)に抜かします。
したがって右端の背面穴だけは2回紐が通ることとなります。
以下がその2回通っているのが分かる画像です。

非常に大事な部分で、よく間違えるのでご注意ください
2回通しのあとは31穴へ通して前画像のように斜めに
らせん状に巻いていきます。

最後に右端の螺旋通し穴にきたら先と真逆の要領で
背面右端穴の裏の表面左端穴が構造上2回通しとなり表面左端穴を2回
通ったらウェブの筒穴で真横に向きを変えて筒穴から出して
紐を人指し指26の穴と対象の位置にある親指表面右上部の穴へ通し、上記
画像の団子結びのある、親指背面穴へ抜かして最後に紐をかなり強引に
引っ張り気味にしながら極力親指背面穴付近で団子に結んでください。
そうすることによりエンドの結び目付近の紐の緩みが緩和されます
これで指また周りの紐皮の通しは完了です。


ウェブ革紐の通し方 2007 10月 30日追記

(紐は慎重にゆっくり通してください、勢いよく通すと通し穴が痛みます)

今回のサンプルグラブのウェブ内の革紐の通り方は上記画像にグリーンで示したように通っています。
両脇のレッドの縦破線4本部分は、となりの捕球面画像のパープルの縦実線4本部分です。ウェブだけの形状を見ると干字型ですが
紐革を全部はずして分解すると丁字型と一字型(中央横一文字)のパーツに分かれます。まずは背面のウェブ中央の結び目から
結び目の長さを残して、指また周りに通した要領で上記画像の通り方を見ながら、裏から表、場合によっては表から裏へと通します。
角の部分には必ず、通し穴があるので迷うことはないはずです、細かいところの通し方、ひねりかたがわからない場合は
紐をはずす前に切れかけの紐の通り方をみて参考にしてください、尚、指またとウェブの紐を同時に交換する場合は、
交換部分の紐を切断、全て取り除いた後に、必ずウェブから先に紐を通してください

古い紐を取り外すときは指また周り、ウェブを問わず表に出ている部分を細かく切り目を入れて少しずつはずしてください。
尚、古い紐を切るときはつまんで切ることができるニッパー状の器具で切断してください、カッターナイフなどで切ると
本体まで切ってしまいかねませんのでご注意ください。革紐は市販されているメーカーのものを使用をします。
メーカーにより長さが違いますが、SSKの修理用革紐は2mありまして、ウェブの形状にもよりますが2m1本で
指また、ウェブの2箇所まで革紐交換が可能な場合もあります。メーカーは問いませんが長い紐をお買い求めになるほうがお得です。

これをごらんの方も一度、ご自身で革紐の交換にチャレンジされてみてはいかがでしょうか、通しの構造原理さえ把握できれば
どんどん応用が出来て、ネット系の編みこみウェブや奇抜な通し方をしているものでも、ご自分で交換が可能です。
革紐の通し方で不明な部分があれば、メールでお問い合わせいただければ、出来る範囲で回答もさせていただきますので
お気軽にお問い合わせください。


シューズ類の上手に長持ちのお手入れ 2007 11月 9日追記


日頃のお手入れ、ソール、アッパー系

使用後は必ずスパイクの間の挟まった、泥、土をきれいに落としてください。
その際にボルト止めのスパイクはボルト緩みがないかレンチでチェックしてください
スパイクの歯は磨耗の度合いが新品の半分程度まで進んだら取り替え時期の目安です。
ボルトの6角ヘッドは厚みが3分の2程度まで減ったら、スパイクの磨耗度合いに
関わらず、新しいボルトに取り替えてください、6角ヘッドが半分以下に磨耗すると
レンチをかけても回すことが不可能になる恐れがあり、ボルトが緩めなくなると無理やり
削り取って座金の雌ねじごと交換する荒修理をせざるをえなくなります。
そうならないようにボルトのヘッドの磨耗具合には日頃から特に留意するように心掛けてください。

アッパーの汚れはエナメルの場合、水分が及ぼす悪影響はないので硬く絞った雑巾などで
丁寧にふき取ってください、あまりに汚れがひどい場合は思い切って水洗いしても
かまいせん、アッパーは絞った雑巾、水洗いを含め水分で汚れを取ることに大変重要な
意味があります、そのわけはグランドには保湿養生のためににがりという塩分を大量に
含んだ成分をまいています。この塩分がエナメルにとっても曲者で長期間にわたり
塩分のついたままですと、エナメルの表面に亀裂を及ぼす恐れがあります。
そのため泥、土汚れはこまめに拭う必要性があるわけです。
シューレースもたまに外してベロの上などもお手入れしてください。
外したシューレースは洗って、ほつれや痛みがあるようなら交換をお薦めします。
たかがシューレースとなめてかかると、プレー中に突如断裂して、結果シューズが脱げて
しまいその勢いであしをくじいて取り返しの付かないような大怪我を招く恐れもあります、
ご注意ください。


日頃のお手入れ、インナー系

シューズの中は高温多湿となるため非常に不衛生となり、放置すると悪臭の元と
なるため、使用の度に出来ればインソールを外して陰干し、時々シューズ用消臭剤を
スプレーすることにより、乾燥ぎみなコンディションにすれば雑菌の増殖を抑え
清潔な内部環境を維持できます。度々はお薦めできませんが究極は水洗いで
シューズ内部に蓄積された汗から出た塩分を取り去る方法です、水洗いの場合は
インソールを外し、紐、ベルトを解いて10分ほど水に漬けたあと内部をスポンジなどで
こすり洗いしてください。洗ったあとは十分乾燥させてください。あまり頻繁に行うと
余計に内部が不衛生になる恐れがあるため年に1、2度程度で結構です。
インソールも特に親指付近は磨耗が激しいのでたまに外して減り具合を
チェック、履き心地に違和感を感じるほど減っていれば交換をお薦めします。
インソールは水洗いしても差し支えないのでどしどしこまめに洗ってください。

長持ちするシューズのご使用方法

シューズオーダーギャラリーなどでも紹介していますように複数の
シューズを一挙にご購入いただいて、交互に回し履きされると耐用年数が
格段にちがってきます。たとえば試合用のスパイクシューズと練習用の
トレーニングシューズを試合、練習に区別して交互履き、試合用のスパイクを
2足購入して試合の度に交互履きなどの方法で約1.5倍は長持ちいたします。
2足とも1.5倍長持ちならば結果、3足分の値打ちがあるわけです、交互履きの
メリットは特にスポーツシューズに限ったわけではなく、普段履きのシューズでも同じ
ことが当てはまります、。是非お試しください。それに加えお手入れもこまめに
行えば2倍近い耐用年数も十分ありえます、あとは当たり前ですが試合や
練習意外では一切履かないことも肝要です、試合や練習で疲れて面倒なので
スパイクを履いたままグランドから駐車場までの道を歩いたりするのも
控えることなど、その他似たような状況で思い当たるふしがあればやめた
ほうが懸命でしょう。


守備、攻撃に関わらず履きっぱなし、更には体重を支え
常にグランドに押し付けられている状況のシューズは用具の中では
一番消耗も激しく、過酷な使用状況のものです。日常で履くシューズ
とは違う、スポーツ用の特殊なアイテムであるという認識をもち
シューズメンテナンス、ケアに取り組んでいただければ、シューズが
長持ちすることは無論のこと、快適に履けることでプレイにも好結果を
もたらすきっかけとなると思います、是非、一度お試しくださいませ。


バットのコラム 2007 11月 15日追記

硬式野球、軟式野球、ソフトボールと用途にあわせて多様な仕様、素材を持つ
バット、今回はバットについての話題を提供させていただきます。

体格に見合った少年用バットの選び方

まず、腰骨の高さ辺りの長さを選びます、あとは扱えるだけの体力が備わっているか
否かの判断ですが、よくイチローが打席に入ったときによくやるポーズのように
引き手を水平にまっすぐ伸ばしてバットを垂直に立てて持ってみます。その状態で
10秒程度ふらつきぐらつきがなく維持出来たらまず、問題ありません。

グリップテープの張替え方法、

古いテープをきれいに剥がします、あまりに古く硬質化したテープは
カッターナイフなどで削り取ってもかまいません、テープを取り去ると
接着用にテープの下地としてついていた両面テープのカスが残ります。
ラッカーの薄め液などをウェスやぼろ布に浸み込ませてカスの上を
ごしごしこすっていくと次第に細かな粒上のカスになって取れてきます
両面テープのカスがきれいにとれたらグリップ部の地金を触ってみて
ベタツキがあるようなら更にラッカー布でふき取りラッカーが蒸発したら
さらさらの手触りになるように拭き上げてください、あとは市販のグリップ
テープを購入、パッケージの説明のあるように巻いていただければ結構です。

バットの品質保持

金属や木で出来たいわば棒切れですから、お手入れなどはやりようが
ないので結構ですが使用方法については木製の場合は折損防止のため
実打球面を焼印と直角に当てることを心がけたり、金属バットの場合、
強度は均一のため一定部分にあてて金属疲労が起こるのを防ぐため
打球面を頻繁に変えるいわゆる回し打ちが良いのはご存知のかたも
多いと思います。木製バットで留意していただきたいのが白アリの被害
です。たとえば玄関、庭辺りに放置、屋外の倉庫に長期間保管などは
しないのが懸命です、金属バットはスパイクの泥汚れを落とすのに叩いたり
三振して感情的になって地面に叩きつけたりその他など、バッティング以外
では使わない、衝撃は加えないなどが肝要となります。
金属バットも一旦凹みや亀裂が入りますとその痛んだ部分に集中して
応力が加わってしまい、加速的に損傷が進みます。

軟式、ソフト金属バットの打球飛距離アップ対策加工の変遷

いまやミズノのビヨンドマックスなどに代表されるような
軟式、ソフト金属バットの打球飛距離アップ対策加工ですが
その変遷は多様なものが数々と現れては変わっていっております。
硬式球はおのずと飛距離が出るので、バット自体の加工や素材に
たいした変わりもなく、また公式の用具規定も厳しいためせいぜい
素材の金属で目新しいものがぼつぼつと採用される程度に留まって
おりますが、軟式野球やソフトボールのバットの素材、加工規定は比較的
緩い面もあり、且つ需要も硬式バットに比べ格段に多いため
各メーカーともアイデアをひねりだして日夜、画期的な飛距離や扱い
安さをセールスポイントとしたものの開発に余念がないのでしょう。

まず最初は金属バット出現により硬い金属そのもので
打つことにより、木製バットよりも飛距離が伸びたこと自体画期的でした
その後現れたのがカーボン製バット、金属バットを反発性の高い
カーボン繊維で覆うことに飛距離アップを狙ったものでした、
いまでは原料のカーボンの需要普及が伸びたせいもあってか
ずいぶんと価格もお値ごろとなり購入しやすくなりました、
その他では反発性素材を芯部分に内臓したものや、ボトル型のボディー
で少々ミートの位置がずれてもヒット性の当たりが出やすくしたもの
2重管構造、表面研磨でボールの回転力のロスを抑えて飛距離力に
変えようとしたもの、6角形の断面のグリップや、高グリップのグリップ
テープを巻いてインパクト時のパワーロスを減らそうとしたものなど
多種多様なアイデアが盛り込まれています。

近年軟式野球はボール自体の表面模様が変わりその結果
飛距離が10%程度向上したとされています。もしそうならば
もう闇雲にバットに求める性能は飛距離一辺倒でなくても
十分なような気がします、確かに長打はバッティングの醍醐味
かも知れませんが、それ以外の機能でなにか画期的なもの
が実現できればすばらしいと思います、たとえば重量バランスが
変更できるバットとか、たぶん現状では困難とは思いますが…


スポーツ業界の歴史 株式会社エスエスケイ 2007 11月 29日追記

参考文献によりますと主な略歴は以下のとおりです。
1946年11月に創業者、佐々木恭三氏が京都市下京区に運動具店を創業、
1950年に中央区松屋町に移し、社名を「株式会社佐々木商店」と改める。
1956年には佐々木商店に名を再び改め、1972年に現在地に本社を移す。
1987年に現社名に変更。社名のエスエスケイはアルファベットに直すと「SSK」。
これは創業者佐々木恭三氏の苗字「佐々木」をアルファベットに直した「Sasaki」の内、
それぞれの頭文字SとSとKを取り「SSK」と名づけた。ミズノと同様、野球用品を
主な主力として製造・販売を手がけ、、現在は幅広いプロ野球選手との
プロアドバイザリースタッフ契約を結んでいる。

以前にも紹介させていただいたとおり、野球用品全般において国内屈指の
著名度、商品普及を得られる野球用品メーカーとしての側面が一般に
知られておりますが、事業全般としてはメーカーから商品を仕入れて
小売店に卸売り販売を行う卸売り商社でもあり、多種多様なメーカー
、スポーツ種目の商品を取り扱っておられます。同社ホームページの
記述によりますと同社は卸売り商社としては後発であった事情があり
取り扱えるメーカーブランドが少ないのととりわけ創業者の佐々木恭三氏
が商品に関しては非常に独創性の高い理念、思考を持っていたため
創業時から自社商品の開発に積極的に取り組んだ経緯があり、
その結果、オリジナル自社製品が多様に扱っていた時期もあってか
卸売りとメーカーの事業が混然となり、メーカーイメージが強い
卸売り商社となったとあります、それが野球用品メーカーとして
認識が高い要因でもあるとされています。

当店の見解としても実際、野球用品のクオリティーに関しては、既製品
オーダー品を問わず、大変高質感を有する商品を販売されていると評価
しております、当店では主にオーダーグラブ、野球シューズなどの販売
がメインとなっておりますが、実際出来上がったオーダー商品を手にとって
みますと、その質感、仕上げ、には他の追随を許さない同社の責任感と
自負、誇りさえ感じられます。また商品の販売戦略においても
大阪の企業であることを前面に押し出した感のあるのを得意とされて
既製品の多色カラーのグラブにEEYAN(ええやん←大阪弁でいいじゃないかの意味)
と命名したり、かつてはオリジナルブランドのウォームアップウェアのイメージ
キャラクターに吉本興業の芸人さんを起用したりしており、全国、世界規模の認知度
を有しても関西の気質を忘れない、地域密着の販売理念も好感がもてます。


軟式野球の起源と軟球の変遷 2007 12月 12日追記


軟式野球は字のごとく硬球ではなくゴムで出来たボールを使用する野球のことで
一般的には日本独自に普及、発展してきたスポーツです。一説によりますと
日本にスポーツ文化として取り入れられたころの野球は当然ながら硬式野球でして
使用球も硬球であったのですが、その扱いの危険度も高かった性もあり、特に子供は
硬球の代用品として硬式テニスボールを使用していたらしいのですが、テニスボールでは
野球に使用するあたり、耐久性が劣る、適度な重みが足りないなどの問題が発生したため
神戸のゴム製品のメーカーが野球の使用に適したゴム製ボールを製造したのがきっかけで
少年野球の普及に貢献し、やがてボールの安全性の高さなどが注目されて更に年配層へと
普及して今日においては非常にメジャーなスポーツに発展する結果となりました。
硬式野球の経験者の中には軟式野球は亜流であると唱えられる方も、極一部いらっしゃる
ようですが決定的なボールの硬さの違いにより、守備やバッティングにおいても硬式野球とは
違った要技術的側面を持ち、またその試合運びにまで硬式野球とは全く別の戦法までがあり
意外に硬式野球のセオリーが通じない部分も多様に見受けられ、それが軟式野球の
醍醐味でもあるといえましょう。

ボールに関しては硬球の規定がほとんど変わっていないのに対して
数十年の間に軟球は変化、進化を遂げています。まず昭和26年に中学生用ボールとして
公認となり、A号球と命名されました(大きさ。、重さは現B号球とほぼ同等)そして
小学生用として更に小さめのC号球も同時に作られました、当初、現在のような高校以上の
一般球は非公認です。このことからも軟式野球が子供向きの野球であったことが伺えます。
それに遅れること18年後の昭和44年に高校以上、一般向きの公認球L号が登場します。
このころの軟球は当然ながら表面に凹凸模様のディンプルがありましたが、ここ数年前の
ディンプルとは形状そのものが異なり、楕円ではなく真円形状のディンプルでした。
現在、30代後半ぐらいの年配の方でしたら真円形状のディンプル球のことはご存知
かと思います。さらにその後の昭和55年には楕円形状のディンプル球が新規格として
採用となり、各球の呼称も高校、一般用球がL号→A号、中学生用球がA号→B号
(少年用球はC号のまま)となりました、余談ですがこの時期、A号球の販売にはよく
混乱をきたしたものでした…、この変更期にディンプルの形状を真円から楕円に変更した
理由も打球の飛距離アップのためでした、現在のディンプルなしになった理由と同じです。
さらに平成17年度後期に現在のディンプルなしのドット三角点線の意匠の表面のものに
変わりまして現在に至っているわけです。これだけ改良変更が加えられた経緯は
やはり軟式野球が重視、注目されているスポーツであるからこそではないでしょうか。

日本で独自に進化してきた軟式野球の文化、安全性の高いボールを使用することにより
幅広い年齢層で野球が楽しめることで、今日の野球に関心の高い国民性となったことへの高貢献度
はゆるぎない事実であり、それは硬式野球よりはるかに多い軟式野球競技人口が実証しています。
軟式野球は今後、国の垣根を越えて世界に広まって行くに違いないと確信して、軟式野球の
世界普及が、後年のワールドワイドな野球文化の礎となり、いつかは真の世界大会開催や
オリンピック正式競技復帰への足がかりとなることを願いたいと思います。

アシックス シューズイージーオーダー カラーサンプルサービスのお知らせ 2008 2月 23日追記

ようやくアシックスのシューズイージーオーダーのカラーサンプルの製作が
可能となりお客様にサンプル画像が公開できるようになりました、
システムの感想は、さすがにミズノより後発であるがためか非常に完成度がたかいもので
3次元の立体画像で表現されて、カーソルを当てて動かせて多様な角度からのビューを眺められる、
今、流行の自動車メーカーなどで採用されている3Dシュミレーションとなっております。
(上記サンプル画像クリックで別ウインドウの大画面が開きます、お試しください)

グラブ、ミットオーダーのページ、一大リニューアルのお知らせ 2008 6月 6日追記

グラブ、ミットオーダーのページを新たに種目別、グラブ、ファーストミット、キャッチャーミット
全てにおいて個別にオーダーフォームページを再細分化しました。グラブ専用、ミット専用のオーダー項目を
選択回避するわずらわしさを一切解消して、より見易く、分かり易くご注文いただけるようになりました


具体的な例であげますと、ミットのフォームページにウェブの選択らんは当然ながら設けておりません!
キャッチャーミットのフォームページには土手紐の通し形状の選択らんもありません。
ページにもよりけりですがどのメーカーももともと選択肢の少ないミット系のフォームページは
大変見易く、分かり易いページ構成となっております。

メーカー発行のカタログでさえ、十把一絡だったグラブ、ミットのオーダー説明ページを
ウェブページで再編集して、グラブ、ファーストミット、キャッチャーミットの専用オーダーページに
細分独立具現化!、バーチャルコンテンツがリアルコンテンツを凌駕した当店のグラブ、ミットオーダー
フォームを今後ともごひいきくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。


野球用品 ミズノスポット特価 掲載遅延のお詫び 2008 7月 30日追記

お客様各位におかれましては、平素より格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。
この4月以降からのミズノスポット特価野球用品の掲載が思うように出来ずにいる状況です。
改めてお詫び申し上げる次第です。時期的にも4月の決算期を終えておそらく遊休在庫を
一掃したものと思われ、その後の販売も好調なのかスポットで紹介できるほどの魅力のある
商材の提示が、こと野球用品に関してはメーカーサイドでされていない現状となっております。
おそらく9月過ぎぐらいになると、来期に向けての処分対象品などが特価となって提示されるものと
推測されますのでもうしばらくのご猶予を頂きたく存じ上げます。





SSK グラブ ミットオーダー サンプルシュミレーション 始動のお知らせ 2008 10月 6日追記

ようやくSSK グラブ ミットオーダーのサンプルシュミレーションがメーカーサイトにて
始動となりお客様がご自身でサンプル画像がお試しいただけるようになりました、
システムの感想は、さすがにミズノより後発であるがためか非常に完成度がたかいもので
非常に立体的で画像の大きさも大きく、しかもパーツカラー変更も自在となっております
サンプルシュミレーションのリンクは各SSK グラブ ミットオーダーのフォームに設けて
おります。是非ご購入前のご参考にアクセスをお薦め申し上げます。
(上記サンプル画像クリックで当店が作成したサンプルページの別ウインドウが開きます、お試しください)



野球用品 ミズノスポット特価 今期掲載不可予想の報告 2008 12月 13日追記

お客様各位におかれましては、平素より格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。
今期の
ミズノスポット特価野球用品については現時点でもほとんどメーカーより提示がなく
当店サイト上でもご紹介できない状況が依然と継続しております。

心待ちになされているお客様も多々いらっしゃることと察しましておりますが
如何せん主だった商材がございませんので、ご紹介にいたっておりません、改めてお詫び申し上げます。
おそらくこの状況ですと来年の4月以降にならないとスポット特価野球用品は出回らないのでないかと
予測している次第です。大変申し訳ございませんがご了承のほどお願い申し上げます。



アシックス スペシャルオーダー野球シューズの企画始動の経緯 2010 2月 17追記

ついに、アシックスがシューズメーカーのオーソリティーの威信をかけて野球シューズオーダー
の新企画のスペシャルオーダーを始動いたしました、オーダーフォーム、既に何点が掲載
させていただいたオーダーギャラリーのご注文品のとおり、カラー、素材、ソール、アッパースタイル
刺繍に至るまで、既製オーダーの企画としては、かつてない斬新な内容のものとなっております。
「とうとうやってくれたな」と思う反面「やっとこさか…」とも思うようなところが正直な感想でもあります。
ここまでの企画にたどり着くまでの道のりは半端ではないものであり、当店が扱う各メーカーの
対応に対する、逸話も含め紹介させて頂きます。

旧来のオーダーを各メーカーの数年間での対応の度合いを比較した場合のお話ですが
まずはミズノプロオーダー、ライン生産方式ではない完全個別の受注方式が幸いしていたのも
あってかとにかく、既製以外の特注対応の柔軟さは特筆すべきものであり、その特注対応内容は
ギャラリーなどでも多数紹介させていただいておりますので、ここで紹介するまでも
なく、また数え上げるとキリがないものです、実際ご注文のお客様もギャラリーをご覧に
なっていらっしゃるのですから、配色、刺繍位置にいたるものから左右の異ワイズなどと
ご要望も多岐に渡り、さすがに「こんな仕様の特注は無理であろうな…」と半ば
あきらめ加減で問い合わせると「対応します」との回答!某喜劇役者のキメ台詞では
ないですが「えっ!そんなん出来るんですか?」と思わず発してしまうのが常であり
誠にもってお客様視点に応じた対応は、販売者の立場としてはありがたい限りでした
ミズノプロほどではないにせよ、普及版のビクトリーステージにもワイズやP革の種類を
増加させたりした経緯もあり、「さすがに野球に関しては飛び抜けてる」とつくづく感じており
さらには、堅実主義のSSKでさえもコンビネーションカラーの企画を上げてくるなど
もあり、ますます前出他社と比較してもアシックスの企画に物足らなさが感じられるような
状況となっていた次第です。

以上のような状況にも関わらず、お客様各位のお陰様を持ちましてアシックスのイージーオーダー
スーパーオーダーともご注文数に陰りが見えるわけでもなく、価格帯や対応内容ではアシックスをはるかに
凌駕するミズノシューズオーダーと比較してもなんら変わらない、むしろミズノをややリードする
ほどのご注文を承る状況でここ数年間経過してまいりました。当然アシックスのご注文でも
既製規格外の配色、素材、ソール、刺繍位置など多岐に渡るご要望は日々増す一方でしたが
アシックスの場合はちょっとでもカタログに記載外の特注内容については別注品と位置づけて、
開いた口が塞がらない、法外とも受け取れる別注対応代金を提示される次第で
「この程度の対応ならミズノは無料なのにアシックス、なに踏ん反りかえってんねん」
と思いつつも、お客様に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

スペシャルオーダーの販売フォーム掲載の経緯については、昨年末に遡りまして、まずいつものように
イージーオーダーのサンプリングを作成しようとしてメーカーのサイトを訪問したとき
サンプリングページに「ただいまスペシャルオーダーに変更中でしばらくサンプリング出来ません」
のようなただし書きがあり、不思議に思ってメーカーにといあわせるとスペシャルオーダーが
もう既に始動しているとのことで、寝耳に水で早速、資料を取り寄せた次第でした。
とにかく、その内容はもう充分お客様各位にも広くご理解いただいているとおり、
大変すばらしいものでカタログを読み返すごとに感銘をうけるものでした。ただ旧オーダーとはまったく
別物ともいえる選択肢内容の充実さ故に、アッパースタイル、アッパー素材、甲留めタイプ、
ソール仕様によりオーダーフォームを細分化した場合のフォーム数は100タイプを優に超える
ものとなるため、アッパー素材のみ1つのフォーム内にてご選択頂くシステムとして数十種の
オーダーフォームへとまとめ上げた次第です。

ただし、旧オーダーと比較して定価ベースで各仕様が数千円程度値上がりの設定となったため
「これはミズノに人気が流れるのではないか…」などと思ってもみたのですが
実際のご注文の承りの状況は予想とははるかに違うもので、お陰様をもちまして大盛況とも
いえるものとなりました、「別注でしか選べなかった、固定金具が規制項目になった」
「メッシュ+エクセーヌアッパーのトレーニングシューズが欲しかった」など大変、参考と
なるご意見を頂戴できたり、旧スーパーオーダーで好評を博したクォーターカットの
アッパースタイルのご要望が集中するなど、そのご要望内容は顕著に現れて
いかに今まで既製でお受けできかった項目が多かったのかと振り返って反省するきっかけにもなり
且つ前出の内容は全てが、おそらく旧オーダーのときに頂いた多様なご要望そのもので
それに対処するがために尽力したオーダー企画といっても過言でないでしょう。

今年からの数年は恐らく、アシックスシューズオーダーの独壇場となるのはほぼ間違いないと思いますが、
この状況を好敵手であるミズノが静観しているとは思えず、グローバルエリートオーダーを刷新、あるいは
ミズノプロも含め一本化した営業戦略などで挑んでくるであろうとは容易に推測でき、お客様には無論のこと
販売者にとっても大変喜ばしい傾向です。特にオーダー商品はますます多様化するお客様方々のご要望
にお答えするために単に仕様だけの充実化に留まらず、納期や価格までも益々進化、発展を遂げると
確信しております、今後ともシューズのみならず野球用品オーダーをごひいきに賜りますようお願い申し上げます。



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